ぽちのいた松月堂

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いよいよ今週は秩父市で斎藤医院探しを再開ー1

以前から、秩父市である場所を探していた。

 

それは、歌人斎藤茂吉の舅となった斎藤紀一氏が、医師免許を埼玉県川越在住時に得て、医師として初めて開院した斎藤医院のあった場所探しだ。(ただし、現在秩父にある斎藤医院さんとは関係はない。)

 

三島の歌人藤岡武雄先生の著書でこの大宮は、現在の秩父であることを知り、探し始めた。のちに、斎藤紀一氏の山形県在住の父親が書いた日記の写真を、藤岡先生からいただき、それをもとにさがしていた。

 

当時私がすんでいた入間市からでも、秩父市へは電車で1時以上かかり、そうたやすく行けるわけではなかった。さらに、途中で埼玉県から神奈川県へ転居し、研究はなかなかはかどらない。

しかもインターネットでは、埼玉県大宮に開院したとなっていて、その大宮の文字をクリックすると現在のさいたま市大宮区になる。

 

しかし、このことは秩父の医師会さんの発行したものにもちゃんと書かれている。

 

秩父市在住だった研究者もおられた。研究したが見つからなかったのだ。そして、研究者さんは亡くなり住んでいたおうちは空き家になっていて、縁者の方とは連絡がつかない。

 

それは明治時代のことだが、当時はまだ地番もなくて、のちに税金徴収のため地番も決まったようだ。医院開院の際の広告では、町名は判るが番地はなかった。